JA/OC Pilot JJ3PRT 青木洋二
◆最新情報 ◆ドネーションの御願い、ドナーLIST ◆チーム ◆設備Layout
◆BAND PLAN(FT4JA VK0EK) ◆チームへの要望(JA Pilot まで)
今回FT4JAのアジア・オセアニア向けパイロットを務めさせていただくことになりました。
微力ですが全力で頑張りたいと思いますので、ご協力のほどどうぞ宜しくお願い申し上げます。
マダガスカル島の周辺にはフランス領の島が点在しておりますが、どの島もDXCC上では非常に珍しいエンティティーに属します。これはこれらの島が無人島であり、かつ自然保護という観点から上陸許可を取得することが非常に困難であることに起因いたします。
昨年FT4TAを運用したフランス人チームが今年Juan de Nova島からの運用許可を取得しましたので、今回FT4JAの運用が実現することになりました。FT/Jからの最後の運用は2003年末ですので、実に13年振りの運用ということになります。このため昨年のFT4TA同様凄まじいパイルアップが予想されます。FT4TAではOPの技量によりパイルアップ処理にかなり差が出ました。パイルアップ処理の上手な局はハイペースでQSOしていましたが、パイルアップに不慣れな局は1局とのQSOに1-2分もかかっていました。また、ローバンドでのJAとのQSO数は非常に少なく、JAからQSOするのは大変難しかったと思います。
前回のFT4TAの運用をJAの立場から見た上での問題点や課題を明確にし、今回のFT4JAの運用に関しましてJAを代表してFT4JAのチームリーダーに各種提案や要望をしたいと思っております。2014年1月末から2月初めに行われたFT5ZMと2014年秋に運用されたFT4TAとを比較しますと総QSO数もそうですが、JAとのQSO数とQSO比率に非常に大きな差があります。特にFT4TAのローバンドでのJAとのQSO数とQSO比率は非常に少なく、両者のJAに対する運用方針の差が如実に出ております。(下記表参照)
FT4TAのOPの数がFT5ZMOPの半分しかいなかったためJAに注力する余裕がなったことがJAとのQSOが少なかった理由ひとつだとは思いますが、もう一つ忘れてはいけない理由があります。それはドネーションです。FT4TAに対するJAからのドネーションは非常に少なく、たった20数名が行っただけでした。FT4TAのメンバーはこのドネショーションのことが頭にあった様でした。
ここで皆様方にお願いがあります。私は今回のFT4JAの運用に関しまして、JAを代表して各種要望や提案を行いますが、要求は厳しくQSOも沢山行い、支援はほとんどしないJAというレッテルを貼られたくありません。最近の大型DXペディションは多額の費用がかかり、ほとんどの費用はDXペディションが行われる前に支払う必要があります。QSLカードを請求する際に、ドネーションすればいいのではないかとお考えの方もおられると思いますが、資金が必要なのは今であり、DXペディション後ではないということを是非ご理解した上で今ドネーションをご検討いただきたいと思います。
VP8へのDXペディションが来年早々にありますので、VP8に引き続きFT4JAへのドネーションということになり、皆様方にはドネーションのお願いばかりで大変恐縮しておりますが、ご協力のほど宜しくお願いいたします。
FT4JAに関する各種情報はこの日本語版ホームページに逐次掲載いたしますので、このホームページを頻繁にチェックしていただけますでしょうか。特に運用開始後の情報は頻繁に更新いたしますので、ご注意願います。
今回のFT4JAは前回のFT4TA運用時の課題であったローバンドの設備を強化します。30mと40mには4SQ,80mには2エレフェーズドアレイバーチカル、160mには26m長のキャパシティーハット付バーチカルを用意いたします。また、JA向けに受信用ビバレッジアンテナとループアンテナを準備しますので、今回のローバンドは期待できると思います。
ただ、気になる点があります。それはJAのマナーの問題です。昨今のJA各局の呼び方を聞いておりますが、決してマナーがいいとは言えません。明確にQRZ
JJ3?と返ってきているのに、JJ3ではない局が沢山呼ぶということが多発しております。80mのK1Nの時もそうでしたし、160mのEP6TやHV0Aの時もそうでした。マナーを守らない運用はQSOレートを遅れせる最大の要因となります。特にオープン時間の短いローバンドでQSOレートが下がるのはJA各局に取っても致命的な問題になります。私が開局した50年前のJAのマナーは非常によかったことを今でも覚えております。当時私は中学生でしたが、
DXというのはこういう基本的なことを守る必要があるということを子供ながら学んだ経験があります。
聞こえない場合やご自身と違うコールが返ってきた場合には、応答せずにまずスタンバイしていただきます
様お願いいたします。
次回このFT/Jからの運用はいつ行われるかまったく不明ですので、是非この機会に皆様方が多くのバンドで
沢山QSOされることを願っております。
FT4JAに関するご質問やご意見は上記 ◆チームへの要望 から 私あてにメールで送付願います。
皆様方のご協力に感謝申し上げます。
青木洋二
JJ3PRT