◆4月27日 (一部修正)
①OQRSについて
CLUBLOGからOQRSで QSLが請求できます。
日本円で3,300円以上(25USD以上という表現ですが・・))をドネーションされた方はOQRSで請求されなくても
自動的に QSLが送られてきます(QRZ.comの住所)
思いがけなく?QSOできたのでOQRSでQSLを請求し、さらに追加のドネーション
もしたい方があるかもしれませんが 上記とダブって無駄な処理が発生する可能性がありますので
追加のドネーションがあればJA向け口座を当分保持していますので こちらまでお願いします
②3月23日および3月25日のここのページでもアナウンスされていますがPAYPALでの直接ドネーションは3月25日12z
で終了しています
これ以後にPAYPALで直接送金された方はまだ未処理と思われます。JA側にも連絡がありません。
送金控えを保管の上 もう少しお待ちください。
JA専用口座にドネーションいただいた方は3月25日以降分も含めて現地にLISTを送ってあります。
また別途アナウンスあるまで現在でも追加ドネーションも含めて受けつけています。
なお為替は変動します。若干余裕をもってお願いします
③LOTWでCFM出来るようになりました。
一部CLUBでは OKだがLOTWではマッチしないというコメントありましたが多くの場合は時間、日にち、バンドなどの
ミスが考えられます
確認のうえ再度TRYしてみてください
なお NOT IN LOG などの疑問についてですが LOGの管理とQSLについては一切 タッチできません。
すこし落ち着いた時点でQSL担当の F5CWUに問い合わせてみてください。
http://www.juandenovadx.com/en/qsl-info/ の下の部分にフォームがあります
④Face Bookより
クルー全員の写真
◆4月18日
二日間の航海の後、FT4JAのチーム一行は無事にマヨッテ島に
戻ってきました。
2週間ちょっと前に我々はモザンビーク海峡の真ん中にあるフランス
の島Juan de Novaに着いたところでした。たった一日半で住居用テント、
発電機、アンテナ、無線局からなる運用キャンプの設営を行い、3月
30日の午後には運用を開始しました。
運用できる全てのFT4JAの運用をすぐに開始しましたが、予想通りの
凄まじいパイルアップでした。全ての局にQSOのチャンスを与える
という意味で伝播計画に従った運用を休む間もなく予定通り開始しました。
エリア指定によるパイルアアップ管理はそれほど難しくありませんでし
たし、ほとんどの局が伝播法則を理解し協力してくれました。
たった10名で無線とキャンプ生活の管理をする必要がありましたが、
日々のQSOレート1万局を達成することができました。ですから我々
はあまり寝ておりません。
アンテナと無線機器をきちんとし、開いている時間に開いている周波数で
QRVしたため、最も困難な地域でもQSOのチャンスがありました。
多くのバンドで強い信号を送り込んできた北米西海外とは長時間QSO
できました。また、VK/ZLともQSOすることができました。EUと
JAとは長時間のオープニングがあり、強力な信号が送り込まれて来たこと
は驚くことではありませんでした。アフリカと南米の局にもQSOの
チャンスがありました。
自作のハイバンド用垂直ダイポールアレイアンテナは前回のペディション
に引き続きよく働いてくれ、強い信号を世界中に届けることができました。
高潮の際にも更によく働いてくれました。
ローバンド用設備も非常によく働いてくれました。いつものことですが、
80mと160mの受信に関する妥協点を見つけるのに2-3日かかり
ました。システムの改良と信頼できる解決策に到達するまでの変更に何時間
も費やしました。毎晩海上に発生する雷のため、この地域のノイズレベルは
時に非常に高くなります。160mに於ける我々の信号はどこでも強力に
受信されたため、皆さんの信号もFT4JAではよく聞こえていると思った
様ですが、無線は双方向通信ですので、皆さんの信号がFT4JAに届く
必要があるということを忘れないでいただきたいと思います。しかしながら、
160mで2331QSO,80mで3523QSOという結果は素晴ら
しいと思います。
Juan de Nova島での生活は大変困難で、OPの健康上で危険なことも時には
ありました。気温は信じられないほど高く、風がまったくないこともあり
ました。干潟での水は熱過ぎてOPをリフレッシュさせるには使い物になり
ませんでした。サメが岸辺近くにいつもいるため、泳ぐことは非常に限られ
ていました。生活のためのキャンプと無線局との間の長い距離を歩く必要が
ありました。これには無線OPの12時間交代のための行き来も含んでおり
ます。また、嵐が度々来て、アンテナ、発電機、テントに被害をもたらしま
したが、無線運用に影響を与えずOPは修理に当たりました。
厳しい条件下にも拘わらず、全ての機器はまったく不具合なく働いてくれま
した。中でもエレクラフト社のK3は改めてすごい機器だと思いました。今回
初めて使用したリニアアンプSPE Expert1.3は素晴らしい選択だったと思います。
リニアアンプは一台も保護機能が働いたことがありませんでした。Spiderbeam,
Messi & Paolini, DX engineering/KD9SV, Microham, Modmic, SunSDR, GM0OBX
ケーブルから購入した機器やアンテナ等は素晴らしい働きをしてくれ、今回の
運用成功へ貢献してくれました。
いいQSOレートを保つことに今回成功しましたが、全ての局にQSOチャンス
を与えるため、伝播計画に注力しながら運用しました。QSOできなかった局が
あったとしたら残念なことですが、ユニークコール25,156局は満足行く
数字だと思います。今回は弱小局でもQSOすることができました。
今回はアマチュア無線以外に、自然と環境の維持という面で気を使いました。
今回の運用に伴って我々が取った全ての行動に関し報告する必要があります。
この島は我々が来る前の状態に100%なっています。アマチュア無線よりも前に、
この自然と環境維持は第一優先項目でなければいけません。
皆さんご存知の様に、OQRSが稼働しております。QSLカードのリクエスト
にはこのOQRSを使用されることを強くお勧めいたします。繰り返しになり
ますが、前回のトロメリンペディション同様、今回も特別な封筒と切手を使用
いたします。今回のプロジェクトを支援していただくという意味でどの様な額の
ドネーションでも構いませんので、ドネーションをしていただきたいと思います。
QSLカードはできるだけ速くデザインし印刷する予定です。QSOデータ
修正後の第一バッチ完了後にLoTWをアップいたします。
FT4JAは105,570の0QSOをログに書き込みQRTしました。今回の
アドベンチャーで我々同様皆様方も楽しんでいただけたことを心より願っております。
心温まる電子メールとコメント有難うございます。多分全てのメールに返信する
ことはできないですが、有難うございますとお伝えしたいと思います。
今回のペディションはこれで終了した訳ではありません。全ての機器をフランスに
持って帰る必要がありますし、記事を書いたりビデオを製作しなければいけません。
チームメンバーはいろいろなコンベンションやミーティングに行き今回のDX
ペディションに関してお話しすると思います。
今回のプロジェクトはフランス南極南部地域領土省の協力があったからこそ可能に
なったのです。全ての許可をいただいただけでなく、最初から最後までこのプロ
ジェクトを支援していただきました。フランス南極南部地域領土省には島を守ると
いう大変重要なミッションがあります。アマチュア無線のDXペディションを通じて、
彼らの行動を支援していると考えたいと思います。
またお会いしましょう。次はどこに行きましょうか。
FT4JA
(4月16日)
◆4月11日
FT4JAは 日本時間4月11日(月)朝 QRT しました。
多くの皆様のご協力、ご支援ありがとうございました
なお ドネーションは別途アナウンスするまで受け付けています。( 国内専用口座)
また3月25日以降現地へPayPalで 直接送金された方は受取人がFT4JAに向けて出発
していますので確認処理ができていません。JA側への連絡、LISTへに記載はOPが帰国後
になりますのでしばらくお待ちいただくようお願いいたします。
。
◆4月10日(2)
08:00z (17:00 JST)
21ssb での交信により下記確認
高潮と強風のため 160m。80m のアンテナはすでに撤収したそうです。
24ssbで下記確認
JAの明日の朝は40mと30mでQRV (JA指定依頼)
de JA4DND,JJ3PRT
◆4月10日:
FT4JAはアンテナの解体と局の片付けを予定しておりますが、
高潮と戦わなければならず脱出のチャンスも限られておりますので、
チームは非常に苦労しております。また、強風と高波が撤退計画を
困難なものにしております。このため、今日の午後しばらくQRX
する必要があります。更に、明日は大きなアンテナを下ろしはしけに
積み込む必要がありますので、しばしQRXすることが
あるかも知れません。
明日の朝(現地時間の月曜日の朝)まで全てのアンテナを上げておくというのが我々の予定です。
うまく行きましたら、月曜日の午後に島を離れる予定です。
どのバンドでも未だに素晴らしいQSOレートをキープしており、もう
すぐ10万QSOに到達するはずです。これは素晴らしいニュースだと
思います。
最後の最後まで皆様方の目標達成のために頑張る所存です。
FT4JA
注釈:天候にもよりますがJA時間の4月11日(月)朝のローバンドは最後のQRVを期待。。
◆4月8日(4)
今FT4JAと17mのSSBで話しました。強風のため160mの
アンテナはまだ修理できておらず、何とか日が暮れる前にアンテナの
修理をしたいとのことですが、強風のためどうなるかわからないとの
返事でした。彼の努力と天候がよくなることに期待しましょう。
青木
JJ3PRT
◆4月8日(3)
ハイバンドでいいコンデションが戻ってきました。これはもちろん
非常にいいニュースです。我々の方針は、コンデションのよいバンドで
フェードアウトするまで運用を続けるということです。
アメリカ西海岸とはいくつかのバンドで非常に沢山の局とQSOできま
したが、他の地域ともコンタクトしたいと思います。潮の満ちるのが速く
なっておりますので、撤退計画に着手する必要があります。ここ数日吹き
荒れている強風の状態にもよりますが、この天候により物資の積み込みは
かなり大変なことになると思いますので、幸運を祈るだけです。来週月曜日
にこの島を離れる予定です。アンテナの撤収計画に関しましては随時報告
させていただきます。
OPは長時間の無線シフトと高温により疲れ切っておりますが、呼んできた
局全てをログに載せようと頑張っております。ある特定地位のために他の
地域の局にQRXをお願いすることがありますので、皆様方のご協力を
お願い申し上げます。
今週末はANTOの方に最後のチャンスを差し上げるという意味で頑張り
たいと思います。
FT4JA
◆4月8日(2)
今晩17mと20mでアメリカ方面が少し開きました。これらの
バンドではここ2日間アメリカ方面へのオープンはありませんでした。
ローバンドのQSO数はまだまだ足りません。これはビバレッジで
聞いてもノイズが多いからです。このためジャックは160mと30mを
交互に運用しておりました。一方疲労度合いはかなり増しており、正常な
状態を保つのが難しくなっておりますので、時々QRXするのは止むを
得えないことです。大体15分位目を閉じて砂の中に足を入れ休んで
おります。でも蚊が多くて大変です。休息後再度運用の開始です。
頑張って運用を続けたいと思います。
FT4JA
◆4月8日
今現地チームと長時間話をしたところです。現地は激しい風が吹いており、
160mのアンテナはまったく働いていない様です。 多分キャパシティー
ハットが故障しており、アンテナを働かすことができません。
アンテナを修理する予定ですが、運用できるかどうかは不明です。うまく
修理できれば、予定通りゾーン25に集中したいと思っております。
ご理解のほど宜しくお願いいたします。
◆4月7日(2)
最新FT4JAをお届けいたします。
4月7日12時40分時点でのJAの総QSO数は9578QSOで全体の12.4%を占めるまでになりました。
前回のFT4TAとは違い、今回はJAを大変好意的に拾ってくれます。
各バンドの状況をお伝えいたします。
160m
昨日FT4JAチームに、JAでの80mと160mの需要はまったく満たして
いないので、今晩はこれらのバンドでJA指定で運用して欲しいとメールでお願い
したと共に15mのSSBでQSOした際にも口頭でかなり強く要望しました。
この結果、今朝2時前から160mに出て来てくれたFT4JAはフェードアウト
する寸前までほとんどJA指定で運用してくれました。最終的に今朝は30局の
JAがQSOすることができました。
私は2時から5時前までずっと160mをワッチしておりましたが、気になった点が
2点ほどあります。
1.保険QSOする局がけっこういる。
2.FT4JAが何回もコールを打っているのに応答しない局がいる。
なかなかQSOするのが難しい160mでの保険QSOは絶対に止めてください。
中には3回も保険QSOする局がいて、FT4JAはQSOB4としつこく打っていました。
今朝のFT4JAの信号はここ5日間の中で最も強く安定して聞こえていました。
ピークで私のビバレッジでは589で聞こえていました。これだけよく聞こえている
FT4JAですが、何回もJAのコールを打っているのに出て行かない局がかなり
いました。受信能力と出力とがアンバランスになっているのだと思います。聞こえない
のであれば、絶対に呼ばないでください。聞こえている他の局にチャンスを与える心の
余裕を持ってください。
保険QSOと聞こえないのに呼ぶ行為は他の局のチャンスを減らすことになりますので、
絶対に止めてください。JAからは最低200局ほどQSOしないと需要を満たすこと
にはなりません。「過ちて改めざる、是を過ちという」という論語の言葉をよく噛み
しめていただきたいと思います。
80m
今朝は5時頃からずっとJA指定でSSBで運用してくれました。結局約50局がQSO
に成功しました。FT4JAは3775に出て3800を聞いてくれました。
40m
毎朝JA向けに運用してくれていますが、今朝は非常に積極的でJA指定のお蔭300局
近いJAがQSOに成功しました。
30m
昨日JAからほとんどQSOできなかった30mですが、今朝は多くのJAがQSOでき
ました。
20m
なかなかJA向けに運用のなかった20mですが、これもかなりきつくJA向け20mの
運用をお願いした結果、昨晩11時半頃から20mのSSBに出て来てくれました。信号は
強く150局ほどQSOできています。
17m、15m、12m、10m
パイルアップがかなり減りCWはUP1、SSBはUP5で多くのJAがQSOできています。
まだQSOされていない方にはチャンスだと思います。
今日を入れて後4日間の運用ですが、ご健闘をお祈りいたします。
青木
JJ3PRT
◆4月7日 01:15JST
QTC: 160mANT 修復完了。よって今夜~朝 QRV 可能性高い
80m 送信周波数変更 3538KHz ( or 3539KHz) になる可能性あり。要注意。
以上14SSBで確認
de JA4DND
◆4月6日(2) 一部訂正
26mhのバーチカルアンテナが壊れたため、昨晩160mの運用は
ありませんでした。前にも説明しました様に、ここは風が非常に強い
場所で、昨日も強風が吹き、キャパシティーハットの線が動いてしまい、
正しい位置からずれてしまった様です。風は少し収まりましたので、
今日このアンテナを修理する予定です。昨日はこの嵐のために、
キャンプで発生した問題を解決し3台の発電機を保護するために何回も
QRXいたしました。ラッキーなことに被害はありませんでした。
14GMT時現在風はまだ吹いていますが、昨日よりかなりましになって
おります。昨日と昨夜は潮がかなり高く、潮はいつもより20m近く我々
のキャンプにまで来ていました。目のいい我々にとってこの数値は間違
いないです。
80mは雑音が多かったですが、昨夜はかなり運用いたしました。しかし
昨夜運用した時には、島中で雷が鳴っており,今朝も空は厚い雲に覆われて
おります。
元気よる運用したいと思います。お空でお会いしましょう。
FT4JA
◆4月6日
FT4JAの運用は後半戦に入り運用は後6日となりましたが、皆様方の成果は
如何でしょうか。2-3日前まで80mと160mではJA指定を頻繁に行って
くれましたので、多くのJAがこれらのバンドでQSOできましたが、2日前
からこれらのバンドでJAを意識した運用が行われなくなりました。このため
JAからのQSO数はあまり伸びておりません。更に、4月6日(水)は160mの
運用がありませんでした。現地には80mと160m現地の日の入り以降とJAの
日の出前にJAを積極的にピックアップする様お願いいたしました。
JAとのQSO数は確実に伸びており、4月5日(火)12時時点でのQSO数は
6733QSOです。ただ気になりますのは、4月4日(月)5時時点ではJAのQSO
比率が12.1%もあったのに対し、昨日はこの比率が11.5%まで下がっており
ます。これはJA向けのコンディションがよくなかったことが影響していると
思いますが、JAとのQSO効率が悪いのが原因のひとつではないかと懸念して
おります。一刻も早い対策を講じることが焦眉の急であると思います。
いろいろなバンドでJAのパイルアップを聞いておりますと、明らかに他の局に
返っているにも関わらず、呼び続けているJAが非常に多いです。また、JR1?
とFT4JAが打っているのに対し、コールの近いJA1とかJE1の局が呼び続けて
いますので、FT4JAはLSN LSN ONLY JR1 JR1 KKとまた打たざるを得ません。
この様な無駄な繰り返しのためQSO効率が下がり、結果的にJAとのQSO比率が
伸びないということになっております。皆様方の焦る気持ちは重々わかり
ますが、是非FT4JAの指示をよく聞いていただき、自分以外のコールに応答が
あった場合や不確実な場合は、絶対にコールしないということを遵守していた
だきたいと思います。FT4JAのOPはJAとのQSOに疲れ切っておりますので、
JAがこの様なエンドレスコールを今後続けた場合、NO JAと言われる恐れも
あります。国別で最も多いドネーションを行い最大限の貢献しているのは
JAだという意識を持っていただきながらも、是非紳士的な態度に徹していた
だきたいと思います。
現地OPの疲労困憊度合いもかなりのものですので、現在のJAの運用態度は累卵
の危うきであると言っても過言ではないでしょう。老いたる馬は路を忘れずと
韓非子は言いましたが、オールドタイマーの方には是非昔の路を思い出して
いただきたいと思います。
尚、ログの修正依頼が私のところに頻繁に来ておりますが、私はログにアクセス
する権限はありませんので確認や修正はできません。ログにコールがない場合は
再度QSOされてください。
後半戦のご健闘をお祈りいたします。
青木
JJ3PRT
◆4月4日
4月4日(月)朝5時現在でFT4JAは約45,000局と交信しておりますが、
この内JAは約5400局で、全体の12%を占めております。前回のFT4TA
ではJAの比率はたった8.1%でしたので今回のFT4JAでは大幅な改善と
なっております。今後JAの比率が更に上がる様に努力したいと思います。
週末各バンドを聞いておりますと、FT4JAは積極的にJAを拾ってくれましたので、
KWに5エレクラスはほとんどが終わり、ベアフットにビーム組でもかなりQSO
できていると思われます。ベアフットにDPやバーティカル組にもまだチャンスはある
と思いますので、頑張ってQSOされてください。15mのCWが最もQSOし易い
バンドの様です。ただ、DXメインバンドの20mのQSOがほとんど伸びておりませ
んので、JA向けにもっと積極手に運用する様今日お願いいたしました。
80mのQSO数は着実に伸びております。国内QRMが本格的に始まる5時前後の
CWが狙い目だと思います。160mは4月2日(土)早朝の大オープニング以降JA
はあまりQSOできておりません。今朝もJA指定はたった20分でしたので、JA
指定時間をもっと長くする様に要望いたします。
青木
JJ3PRT
下記はFT4JAからの最新情報です。
今日は運用開始から4日目となり初めての週末を迎えました。今回のDXペディションは
運用、食事、睡眠の3つのルーティーンを毎日行っております。最初の3日間の運用では
日々の交信レートが1万QSO/日でした。
現在同時に7局が運用できる体制になっておりますが、10名のOPでこれら全ての局を
同時に運用するのは不可能ですので、OPの交代制を取り入れ、コンディションが最も
よいバンドで運用できる様に頑張っております。
トロメリン島で2014年に行ったペディション同様、最もコンディションのよいバンドは
15mの様に思われます。15mのSSBかCWで最低1局の常時運用を行い、ユニーク
コール数を増やしたいと考えております。
想定通り、ヨローッパが最もQSOし易い大陸です。アジア、オセアニア、アメリカ向けは、コ
ンディションがいい時はいつもでこれらの地域を聞く様にしております。必要であればいつでも
要望をパイロットにお伝えください。
80mと160mの受信システムを少し改良しましたが、EUとNA方向にまだ問題があります。
2エレ位相アンテナとビバレッジアンテナは設置されており、日本向けには問題なく働いて
おります。160mでは既に800局がログインされております。時々送信周波数を少し動かし
ますが、これは1820.5にある漁業用ビーコンとの混信に関するクレームが多くあったから
です。1821Khz周辺をお聞きください。
この島での生活に関し少しお伝えします。無線キャンプは北側の浜辺に二つのテントから成り
立っておりますが、このキャンプは島の南部から徒歩で25分の距離にあります。暑さと蚊が
多いため、この二点間の往復をできる限り少なくする様にしております。いろいろややこしい
です。
◆4月2日
FT4JAに関する最新情報をお伝えいたします。
FT4JAは160mから
10mまで毎日アクティブに運用を続けております。皆様方から多くのドネーション
をしていただいた結果、FT4JAはどのバンドでもJAを積極的に拾ってくれますし
こちらからの要望をすぐに聞いてくれますので大変助かります。事前ドネーションの
効果を実感しております。ドネーションしていただいた各局には心より感謝申し
上げます。各バンドの状況を下記の様にお伝えいたします。
160m
昨夜受信用のビバレッジアンテナを張りましたので、受信能力は大幅に改善されました。
またこちらからの要望に応えてくれ、現地の日の入りからQRVしてくれましたので、
今朝の1時から6時まで多くのJAがQSOに成功しております。JA指定ですので
QSOし易いです。信号はピークで579と強いです。
80m
毎朝CWかSSBにQRVしてくれます。朝はJA指定ですので、多くのJAがQSO
できております。一昨日はCW,今朝はSSBでした。
40m
毎朝CWかSSBにQRVしています。今朝のSSBはJA指定でしたので、多くのJAが
QSOできました。
30m
あまり運用のない30mですが、今朝6時過ぎから出てきました。コールを打ちませんで
したので本物かどうかは不明です。UTCではまだ4月1日ですので、UCの恐れもあり
ます。現地にこの件を問い合わせ中です。
20m
30m同様JAに対しあまりQRVのないこのバンドですが、深夜から早朝にかけQRV
しております。もっとJAにアンテナを向ける様お願いしております。
17m
毎日夕方から夜にかけCWかSSBでよく聞こえます。最もQSOし易いバンドだと思います。
15m
あまりQRVがありませんが、一昨日は夜7時過ぎ昨日は午後2時位からよく聞こえていました。
12m
毎日このバンドにはQRVしてきます。昨日はCWでしたが、一昨日はSSBでした。信号は
強いです。午後2時頃から聞こえます。
10m
サンスポットが低い割には毎日聞こえています。CWかRTTYに午後3時以降に出ています。
◆4月1日
160mのFT4JAに関しお知らせいたします。今朝FT4JAは
160mでJAを指定して運用してくれましたが、受信能力が低くJA
からは数局がQSOできただけでした。
このよくない状況を打破するため、現地の受信アンテナの設置状況を今日
現地に聞きましたところ、まだ受信アンテナを建てておらず、今晩ビバレッジを
JA向けに張るとの情報を入手しました。明日の朝FT4JAの受信能力が
アップしますので、多くのJAとQSOできると思っております。
ご健闘をお祈りいたします。
青木
JJ3PRT
◆3月31日
FT4JAは現地時間3月30日の午後から運用を開始しJAでは昨晩から
聞こえだしました。しかしながら、20mのRTTYはほとんどEUばかりを取り
JAはほんの少ししかQSOできませんでした。今朝の20mのCWも昨晩の
RTTY同様EUばかり取っていましたので、今朝現地に、一番多くドネーション
しているJAを無視するのはあまりいいことではないので、JAを積極的に取る様に
お願いいたしました。その結果、今日の午後オープンした10m、12m、15m、
17mではどのバンドでもJAを積極的に拾ってくれ、多くのJAがQSOすること
ができました。明日以降もJAを積極的に拾ってくれますので、是非QSOされて
ください。
ローバンドは80mと160mでFT4JAの信号は聞えましたが、JA指定では
なかったため、JAからはかなり厳しかった様です。FT4JAには日本時間朝
4時半から6時まではONLY JAでJAとアジアを拾って欲しいと要望して
おきましたので、明日の朝はJA指定になると思います。
FT4JAは運用を開始してまだ2日目ですので、焦らずにQSOしていただきたいと
思います。ご健闘をお祈りいたします。
JJ3PRT
青木
◆3月30日
予定通り日の出と共に下船を開始しました。引き潮になる前を狙っての運び出し作業ですが、
全ての機器を運び出すには至っておりません。一方、島の北側へのキャプ設営を
開始し、ほとんどのアンテナとテントは設置が完了しました。明朝の夜明けと共に、
アンテナと発電機の設置を完了する予定です。明日の昼頃(日本時間30日夜)に
QRVできると思います。予想した通り気候は凄まじく、高温と無風状態が作業を
困難にしております。
◆3月28日
我々は後2-3時間以内にJuan de Nova島に向け出発いたします。昨日は
激しい雨の中、無線機器を船に積み込みました。
1ヶ月半前に出荷したコンテナー4個は、乙仲によりいつでも中身を取り
出せる様になっていました。マヨッテ島の税関による通関書類の審査終了後、
チーム一行は積み込み作業にかかりました。全ての機器を船に積み込むのに
はしけを使い、3時間もかかりました。この作業を通じて、荷下ろしの際は
大変な作業になるだろうという具体的な感覚が伝わってきました。わかっては
いるものの、Juan de Novaには港がありませんので、現地での荷下ろしは
マヨッテ島での積み込み作業とはまったく違ったものになるでしょう。
今日の午後は必需品の最後の購入をこの大きな島で行いました。2週間我々
だけで生活するために必要なものを全て購入しました。
我々は今日の午後2時(11GMT)に乗船し、4時(13GMT)に錨を
上げる予定です。空はところどころ雲に覆われておりますが、現在の天候は
非常によく、気温は34度です。出港後数時間でGPSビーコンを作動させ
ますので、船の進路と船の位置をリアルタイムで把握することができます。
乗船中の時間を利用して我々は荷下ろし方法と全てのアンテナと無線機器の
セットアップに関する綿密な戦略を策定する予定です。更に、皆様方にご理解
いただきたいのは、フランス南部南極地域省と我々の間では、協定が結ばれて
いるということです。この協定書には、アンテナの設置計画に関する詳細な
方法が書かれており、我々チームに厳しく課せられた禁止事項と制限事項が
書かれたリストがあります。
我々のJuan de Nova島への到着は29日の朝と予想されます。上陸後一日
かけてアンテナ組立とキャンプ設営を離れた2か所で行います。
コンディションがよくなり、皆様方の誰もが我々の信号を聞きコンタクト
できることを願っております。皆様方からのメッセージ、コール、励ましの
言葉をお待ちしております。我々が約束したことを実行することに全メンバーは
燃えております。
マヨッテというアルバムに写真をアップしたところです。
FT4JA
◆3月25日
今回のFT4JAでは一年以上頑張りましたが、いよいよその最終段階に入って
いることに満足しております。チームメンバーは木曜日の昼頃マヨッテ島で合流
します。それ以降の日々のスケジュールはやることでいっぱいです。必需品の最終
購入、技術面からのチェック、船への荷物の積み込みをする必要があります。
その後土曜日にマヨッテ島からJuan de Novaに向け航海に出ます。チーフパイロット
が荷卸しと設備の設置に関し最新情報を連絡する予定ですが、現時点では、
3月29日にアンテナの組立を終日行った後、この日の夕方には電波を出したいと
思っております。下記ホームページには我々の航海状況がリアルタイムで表示されて
います。
http://www.juandenovadx.com/en/track-us-in-real-time/
既にご存知と思いますが、今回VK0EKとバンドプランを共有いたします。このため、
いくつかのバンドでは周波数帯が狭くなっておりますが、二つの大きなペディション
から起きる混乱を避けるために実施することであり、当初目標から逸脱することでは
ありませんので、皆様方のご理解をいただきたいと思います。バンドプランは両方の
ペディションのホームページからご覧になることができます。またパイロット局
(JJ3PRT, ON9CFG, N5FG)は各種情報をチームに連絡してきますが、現地ではインター
ネットへのアクセスが限られているため、10名のOPは個人メールにアクセスする
ことができませんし、DXクラスターを見ることもできません。ですから、我々への
メッセージを個人メールやクラスターに送付されないでください。
http://www.juandenovadx.com/en/pilots/
ログは毎日衛星経由でチーフパイロットのF5UKWに送付し、彼がclub logにアップいたし
ますが、leader board機能は作動させません。パイロット局にログの修正や検索をする
権限はありませんので、もしQSOに自信がないのであれば、再度QSOされてください。
http://www.juandenovadx.com/en/online-log/
QSLマネージャーはF5CWU、Floです。OQRS、ダイレクトQSL,ビューロー経由
でのカード処理を行います。今回の運用が終わるまでにclub logのOQRS機能が利用できる
様になります。皆様方には是非OQRSをご利用されることをお勧めいたします。ログは
LoTWとeQSLにアップされます。
http://www.juandenovadx.com/en/qsl-infos/
Juan de Nova島からのペディション活動のの一環として、フランス南部南極地域省から
切手セットが発行されることをお伝えしたいと思います。ダイレクトでQSLカードを
請求された方にはこの切手が封筒に貼られることになります。具体的な内容に関しましては
また公開させていただきます。
今回の我々のプロジェクトにご協力いただいた方には心より感謝申し上げます。各種DX
クラブによる支援活動や個人のドネーションがなければ、ここまでたどり着くことができな
かったと思います。
ペディション前のドネーション受付は3月25日(金)夜9時(JST)を持って終了と
いたします。これ以降ドネーションリストのページはしばらく更新されません。
http://www.juandenovadx.com/en/how-to-help-us/
数日以内にお空でお会いしましょう。
FT4JA Juan de Nova 2016
http://www.juandenovadx.com
◆3月23日
(1) ドネーションの受付は3月25日 12:00Z まで とアナウンスがありました。
その後はオリジナルホームページのLISTは更新されません。
JA専用の振込口座はペディション終了(後日ここでアナウンス)まで受け付けます。
(2)先発隊2名 F2DX, F6BEEは FH からすでに運用中ですが 他のメンバーは本日23日 出発しました
(3) 運用バンドプランがアナウンスされています。 VK0EK、FT4JA が同時に運用されることから
注意が必要です。
⇒ http://www.juandenovadx.com/en/band-plan/
◆3月17日
TEP
今回は6m用高性能機器を用意しております。DXBeam社の6エレ八木アンテナ、
ElecraftのK3(プリアンプ付き)、SPE Expert社の1.3KFAリニアアンプがこれに
当たります。6mのFT4JAはCWでビーコンを送信するという形の運用形態を
取ります。(CQ FT4JA)。衛星通信へのアクセスが限られていますので、クラスターを
見ることはできませんが、誰かが呼んできたらすぐに送信モード(CWと SSBのみ)に
切り替えます。周波数は50102(CW/SSB)です。
EME
全ての人に満足していただくという意味と是非技術的なことに挑戦したいという意味で、
EMEを計画しております。EMEを行うにはいろいろ制限がある中(OPの数を含む)、
FT4JAは下記のスケジュールでLH12iwからEMEの運用を行います。
Moonrises:
4月5日 0100-0215z
4月6日 0200-0315z
Moonsets:
4月4日 1130-1245z
4月5日 1230-1330z
4月6日 1315-1430z
4月7日 1400-1515z
4月8日 1445-1600z
周波数
50200Mhz(この周波数で問題がない限り、この周波数を使用。問題がある場合、
周波数をホームページに掲載)
手順
DXペディションの標準手順に従う。常にJT65A(EMEバージョンWSJT10)
による送信が最初。
6mのEMEに割ける時間が限られておりますので、W7GJのDXペディション交信手順
に記載された方法を実施いたします。この交信手順をよく読んでおいてください。また、
その前の順番でFT4JAの信号が見えない場合、コールサインのみを送信してください。
◆3月6日
Less than 3 weeks to go !
まず2名のOP(F2DXとF6BEE)がマヨッテ島に10日以内に出発します。
3月18日から24日までの予定で40mから6mまでFH/ホームコールで
運用いたします。ここはJuan de Novaと同じ様な伝搬ですので、伝搬情報を
お知らせ願います。
残りの8名のOPは、後ほど先発隊と合流いたします。彼らはコンテナーで
出荷しなかった全ての精密機器を今スーツケースに積み込んでいるところです。
どの機器も丁寧にチェックされています。
一方で細かい最終チェックも行っております。6mのTEPとEME
(地球-月-地球)の運用に関し暫定的ですが詳細をホームページにアップ
したところです。
各地のパイロットは12mと17mのRTTYの運用周波数に関し沢山の問い
合わせを受けていますが、我々としては今回これらのバンドでRTTYを運用
することを第一優先とは考えておりませんので、RTTYをこれらのバンドで
運用しないことを決定しました。30m、20m、15mに集中することにより
できるだけ多くの局とQSOする様にいたします。最新バンドプランが更新
されておりますのでご覧ください。
http://www.juandenovadx.com/en/band-plan/
ホームページの最初のページで、準備完了という短い動画をアップしたところ
です。世界のアマチュア無線家へのメッセージをご覧ください。
QSLカードとログに関し、方法を検討しているところですので、我々の出発前
にこれらの情報はきちんと発表する予定です。
宜しくお願いいたします。
FT4JA
Juan de Nova 2016 Expedition
https://www.youtube.com/watch?v=Z6OlsgpKrgg&feature=youtu.be
◆2月27日
F5CWU からの情報
1.JAからのドネーションは昨日現在約130万円で全体の26%を占める。
2.25USDまたは25EURO以上のドネーションをした局にはQSLカードをダイレクト
で送付します。この場合の住所はQRZ.comの住所を使用する。
以上
◆2月26日
先月無線設備を海上輸送により出荷したことにより、輸送と予算面からも
引き返すことのできないポイントを通過したことになります。現地では何が
起こるかわかりませんので、実際の条件で個々の機器をテストし、セット
アップし易い様に工夫しました。今回のペディションに向け1.2トンの
設備が出荷されましたが、10名のオペレーターにより持ち込まれた約
1.5トンあったものをここまで減らしました。Juan de Novaへの出発日
は3月26日になります。
http://www.juandenovadx.com/en/equipment/
さて、設備の件はこれで片付きましたので、我々が宣言した下記目標を必ず
達成する必要があります。
1. できるだけ多くの局にJuan de NovaとQSOしてもらう。特にANTO。
2. 伝搬の悪い地域への特別配慮。
3. ローバンドへの注力。
これらの目標を達成するために、伝搬状況を精査しております。出発前にこの
伝搬データをより最新で正確なものにする予定です。Tromelinでこの伝搬データ
はかなり正確な情報を提供してくれました。短時間のオ-プニング、LPや特殊
条件下でも役に立ちました。このFT4JA計画という伝搬データは運用する
局の目の前に掲示され、各オペレーターの指示書にもなります。当たり前の
ことですが、最も伝搬がよいとされる地域はEUとJAであり、次によいのが
アメリカ東海岸とオセアニアです。結論的に最も伝搬が困難な地域はアメリカ
西海岸ということになります。オープニング時間の短い地域とのQSOを優先
的に考え、どの地域からのオープニングもミスしない様に、この伝搬データに
従い運用したいと思っております。これは我々が宣言した目標であり、実行
する目標です。この運用計画に関し皆様方のご協力を宜しくお願いいたします。
皆様方の地域の伝搬に関し地域のパイロット局に情報を提供していただけ
ます様お願いいたします。我々の伝搬データは修正の余地がまだあります。
運用開始後はパイロットのみが我々のコンタクト先となり、パイロットから
皆様方のご意見をまとめたものが毎日送付されてきますので、必要であれば、
運用スケジュールを変えることも検討いたします。
VK0EKとの協力により作成されたバンドプランをホームページでご覧い
ただけます。この同時進行する二つのDXペディションの成功は皆様方がこの
バンドプランをご理解いただき遵守していただくことにかかっております。
http://www.juandenovadx.com/en/band-plan/
当初の実行計画から変更になったことがあります。それは、6局運用から7局
運用への変更です。もちろん皆様方に異議はないと思いますが、我々の睡眠時間
が減るだけのことです。
ドネーションを通じて我々を支援していただいた皆様方に感謝申し上げます。
支援活動はまだ続いていることをご理解願います。25ドル/ユーロ以上の
ドネーションをされた方はQSLカードを自動的にお受け取りになれるという
ことをリマインドさせていただきます。費用を減らすということは重要であり、
今回のペディションにかかる費用は非常に高額ですが、我々の活動に於いて
何か価値あるものを差し上げたいと思います。
http://www.juandenovadx.com/en/how-to-help-us/
次回の情報提供ですが、出発の2-3日前に行いたいと思います。この時に、
リアルタイムモニター、オンラインログ、OQRS,QSLマネージャー等の
実際の運用に関しお知らせいたします。それまで2-3週間しかありませんが、
皆様方はアンテナや設備の準備をなさってください。いろいろな課題があります
ので我々は毎日忙しく、ストレスが溜まる一方ですが、我々のチームを動かして
いるモチベーションの方がストレスより上回っております。
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FT4JA Juan de Nova 2016
http://www.juandenovadx.com
◆2月8日
我々のプロジェクトにドネーションをしていただき心より感謝申し上げます。
要望DXCCトップ10に入るエンティティーからの運用は簡単ではないと
いうことは皆様方重々ご承知のことと思います。これは、これらの場所に行くのが
大変であり、政治的理由があり、あるいはDXペディションを行うのに莫大な費用が
かかるという理由があるからなのです。
Juan de Novaは長い間、科学者により定期的に運用される島の一つとしてリスト
アップされていました。フランス気象庁や時には軍のメンバーによる運用でした。
この島からの最後の運用は2001年になります。非常にQSOし易いエンティティー
に近いインド洋にあるこの島からほぼ14年間電波が出ていないということになります。
この島はマダガスカル島の西海岸から約100kmしか離れていません。では、何故
ここに行くのにこまでややこしくまたお金がかかるのでしょうか。
最初に許可取得の問題があります。他の島同様、Juan de Novaは特別管理機関により
管理されており、出来る限り自然のままにしておくという自然保護区に属します。
これらの地域は人間による影響がゼロの地域とみなされており、数百万羽の鳥や亀が
安心して暮らすことができるのです。ですから、DXペディションを毎年許可することや
人間が定期的にこの島を訪問することはナンセンスと言えます。
2014年のTromelin島からの運用後、フランス南方南極領土省は我々の運用許可要望を
受け入れてくれました。これはお互いが信用できる間柄にあり強い信頼関係が築かれた
からだと思います。
運用に関してはいろいろな制約があり、運用形態を再検討せざるを得ませんでした。
2014年に利用した航空機による輸送は今回は利用できません。これは荷物の体積と
重量が規定に合わないからです。Tromelinの時に利用した運用前にコンテナーで荷物を
輸送するという方法を今年は利用できませんでした。この結果、岩礁で待機し我々を
運んでくれる船を予約するしか方法がありませんでした。この船の費用が各種税金を
含めて全体費用の70%を占めております。
エネルギー管理費用もまた重要な要素となっております。これは燃料と発電機、更に
電気設備も送らなければいけないからなのです。今回の様な規模の運用ではこれらの
費用を圧縮することは簡単にはできません。特に妥協できないある一定レベルをキープ
する必要があるからです。
一方、出費と購入をできるだけ抑える様努力しました。また個人の無線機器を利用したり
親切な支援者から借りたりする様にもしました。当たり前のことですが、10名のチーム
メンバーがこのDXペディションのかなりの費用を個人で負担しております。また、個人の
DXerを始め、組織、クラブ等に援助を呼び掛けてきました。これらの活動が我々の計画を
前に進め、この活動なしに我々のDXペディションは単なる計画に留まっていたという
ことは否定できないと思います。
組織やクラブのご支援をいただいた皆様方と一緒に今回の計画の成功を喜び合いたいと
思います。
世界中の各地域で我々のチームを支援するための更なる活動が必要ですが、皆様方からの
親切心と賛同の意に我々は十分満足しております。
ハム精神は存在しないとは誰が言ったのでしょうね。
◆1月10日 JAのドナーが260名(グループを含む)を超えました。ありがとうございます。..
忘年会、新年会などでドネーションいただいたグループを紹介します.
奈良DX Association 関西根こそぎ隊(仮称) 東京610DXくらぶ 松江ローカル有志 町田のんべ~の会(仮称)
奈良DX Association新年会
◆12月18日 プレスリリース(日程の変更 他)
3ヶ月後にFT4JAは運用を開始します。当局と船会社との交渉により運用時期が正式に決定しました。
2016年3月29日から4月11日まで運用いたします。荷卸しと片付けの日にちもこの日程に含めております。
ほぼ一年近く我々は運用の詳細をいろいろな面から検討してきました。DXペディションという冒険ごとに於いて、
全てのことが管理できていると考えるのは現実的ではありませんが、不測事態発生時に於ける予算範囲内での対応策は
考えております。
1月初めに機器が詰め込まれた積荷4箱がマヨッテ島に出荷されます。マヨッテ島は我々の今回のペディションの出発
地点になります。チームメンバーの内数名はマヨッテ島に他メンバーより2-3日前より来て、積荷の積み込みを確認
いたします。更に必要であれば、我々がマヨッテ島に戻ってきた後にも、最後の確認のために島に残るかも知れません。
今日以降、機器のテストを完了させ、積み込みと荷卸しが効率的にできる様な梱包をする予定です。想定される問題には
事前に対応していますので、現地でバタバタすることはないと思います。
我々にとって幸運なことは、前回のトロメリンのチームと比べ、今回のチームの方が逞しく、数日間延長された運用にも
十分信頼が置けるということです。この期間延長というボーナスにより多くのQSOが可能になります。更に
EA3NT
Christianが我々のチームに加わることになりました。彼の世界中の島からの多くの運用経験と我々グル-プとの関わりは、
今回のペディションでの大きな助けになると思われます。
費用
今まで皆様方からいただいたご支援から判断いたしますと、今回のペディションへの関心が高いことは明白で、皆様方の
期待の高さがよくわかります。多くのDXクラブから支援していただいたことに感謝申し上げます。他のDXクラブでも
我々の支援要望をご検討いただいております。
アジアのパイロットであるJJ3PRTはJAのDX界に積極的に働きかけ、今回のプロジェクトを大々的に支援して
くれています。Joeさん、有難うございます。他の国からの支援も悪くありません。世界中のハムからの絶材なる支援に
感謝するとともに、皆様方の素早い行動に感動しております。25ドル/25ユーロ以上のドネーションをしていただいた
局にはQSLカードが自動的にダイレクトで送付されるということをお忘れにならないでください。
このペースでドネーションが推移し、予期せぬ追加費用発生がないと仮定しましたら、我々の予算管理は4月までうまく
行くと自信を持って言えます。
バンドプラン
ハード島へのDXペディションの日程が変更されたことにより、DXCCエンティティーの内、最も要望されている4番目
と5番目が同時に運用するということになってしまいました。バンド内での問題を最小限にするため、我々はVK0EKの
チームに、お互いのバンドプランを受け入れ、各地域の特性を考慮した上で、バンド毎の周波数割り当て案を提案しました。
QRMを避け効率的な運用という面から、両方のチームにとってこれは有効な策だと思います。バンドプランは我々の
ホームページに掲載しておりますので、ご覧ください。この件に関しましてはどの様なご意見でも、パイロットを通じて
ご連絡願います。
50Mhz
FT4JAの運用を行う時期は6mがオープンする時期です。我々は実際に環赤道伝搬(TEP)が可能な時期に運用することになり
ますので、マジックバンドでのQSOは可能だと思います。
50Mhzに特化した高性能の設備を検討しております。DX Beam社の6エレ八木、Elecraft社のK3, SPE Expert社の1.3KFA
リニアアンプがこれに当たります。また、6mをいつも運用しその微妙さを把握している6mのみに特化したオペレーターを
設けることも検討いたします。6mではCWでビーコンを送信します。(CQ FT4JA)。このビーコンの周波数はホームページを
ご覧ください。衛星経由によるインターネットへのアクセスは限られておりますので、クラスターを見ることはできません。
誰かが呼んできたら、すぐに送信モード(CWかSSB)に切り替えます。これは有効であると証明された方法です。トロメリンの
時に特に有効でした。
全員に満足していただくという意味と技術的挑戦にはワクワクするものがありますので、今回EME(JT67)を計画して
おります。限られた人材で月経由でのQSOを行うということですが、Juan de Novaからは初めての運用となります。
我々にとって大事なことは、多くの方に満足していただくことであり、6mでの実際の頑張りはアドベンチャーのひとつに
すぎません。しかしながら、我々の主たる目的に従うとすれば、6mでのQSOは他のバンドでのQSOの追加であって、
HFバンドでの運用を妨げるものであってはいけません。
最後になりますが、2016年に行われますTop 10 DXCC へのDXペディションの皮切りとして1月初旬に行われますVP8STIと
KP5と皆様方が無事にQSOされることを願っております。
また、新規情報をお届けしますので、我々のホームページ、facebook, Twitterで常にフォローしていただけます様お願いいたします。
◆12月8日 FEDXP 忘年会でのドネーションに対してのお礼 (オリジナルHPから転載)
昨夜FEDXPの皆様からドネーションをいただきました。
JA4DND Hiroさん ありがとうございます。
FEDXPの皆様方は忘年会に参加されていました。FEDXPからは1ヶ月ほど前にクラブドネーションということで
ドネーションをいただいておりますが、今回はメンバーの方からのドネーションということで感謝申し上げます。
クラブで我々のプロジェクトを支援する活動がありましたら、ご連絡願います。このホームページでご紹介させていただきます。
F5CWUに送付願います。
オリジナルホームページはここ。http://www.juandenovadx.com/en/category/news/
◆10月22日プレスリリース
修正:
FT4JAは皆様方のDXペディションです。皆様方が2016 Juan de Novaプロジェクトを
支援されることで、方法はともあれ、皆様方はFT4JAのチームの一員となられますので、
このDXペディションの準備に関し皆様方と情報を共有させていただきたいと思います。
我々の運用に10番目のオペレーターが参加することが先日正式になりましたので、まず
このことをお伝えしたいと思います。F4HAU, Diegoです。
パイロットのチーム結成も完了いたしました。F5UKW, Cedricがパイロットチームの管理を行い、
各地域のパイロットである、N5FG(北米/南米)、ON9CFG(ヨーロッパ/アフリカ)、
JJ3PRT(アジア/オセアニア)からの要求や意見をまとめることになります。パイロットは
DXペディション期間中やDXペディション前に皆様方がコンタクトする局です。
プロパゲーション予測や運用スケジュールを明確にするために不可欠な情報を、皆様方から
各パイロットに提供していただけますでしょうか。
島では、衛星通信を通じてコミュニケーションを行います。この衛星通信は高額になりますが、
オンラインログ、写真、ニュース、パイロットとのコミュニケーションを提供するのに不可欠な
ことです。しかしながら、この衛星通信によるコミュニケーションは、現時点でかなり厳しい
予算を更に増やさない様、極力抑える必要があります。
我々の前回のTromelin(FT4TA)からの運用経験は、素晴らしい資産となっております。我々の
強みと改善すべき点を長時間議論しました。皆様方からのご意見は非常に前向きな内容でしたが、
ご意見を慎重に分析し、皆様方の観点から見て更にいい評価をいただき、皆様方のご期待に
副えられる様努力したいと思います。
関係省庁とのいい信頼関係を築くことにより、今回は沢山のオペレーターや長期滞在の許可をもらい
ました。これはJuan de NovaとのQSOチャンスを多くの局に提供することにつながります。
また、スポンサーからの支援がありますので、運用に柔軟性を持たせQSO数をできるだけ多く
するため、設備を改良いたします。数バンド用垂直ダイポールビームの追加、受信システムの改良、
運用局の増設がこれに当たります。
この時期は短期間で大きなDXペディションがいくつか行われますので、ドネーション目標を達成
することがかなり厳しくなっております。まず、DXペディションに出発する前にほとんどの費用が
支払われるということを皆様方にご理解いただきたいと思います。しかしながら、このDXペディ
ションを実行できる様に、我々が準備を粛々と継続するのは当たり前のことなのです。
我々は皆様方やDXクラブからの支援を頼りにしております。各々のドネーションはJuan de Nova
へ一歩ずつ近づくことになります。全てのDXerがこのプロジェクトに投資されることを願おうでは
ありませんか。ドネーションに遅すぎるということはありません。金額の如何に拘わらず、どの
ドネーションも重要なのです。
FT4JAチーム Juan de Nova 2016
http://www.juandenovadx.com
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