今回のペディションでは皆様方の期待にお応えするために、世界各国から16名の熟練したオペレーターが参加し、DXペディションとして考えられる最高の設備を準備する予定です。
このため、現段階で32万ドル(約4800万円)という膨大な費用が発生する見込みです。この費用の内16万ドルをペディションに参加するオペレーターが負担いたしますが、残りの16万ドル(約2400万円)は世界中のDXクラブやDXerの皆様方にご支援をお願いしております。JAではDXペディションへのドネーション文化が定着しつつあり、K1Nで約100万円、VP8で約250万円、FT4JAで約200万円、3Y0Zで約550万円、KH1/KH7Zで約210万円のドネーションをしていただいておりますが、今回のTX5Sでは、目標ドネーションの約5%にあたる130万円のドネーションをJAで集めることを目指しておりますので、皆様方の絶大なるご協力をお願い申し上げます。ペディション終了後のQSLカード請求の際にドネーションをすればいいとお考えの方もおられると思いますが、船会社への支払い、リグやアンテナの費用等、ペディション前に発生する費用が多く、JAにビームを向けてもらうためにもペディション前のドネーションが非常に重要となります。ドネーションはTX5Sのドネーションのページから直接行うか、私の口座への振り込みをお願いいたします。尚、TX5Sの運用が始まる前に10USD(約1500円)以上のドネーションをされた方はクリッパートン島からLoTWへのQSOデータをアップいたします。
2013年に行われたTX5Kのペディションでは、太陽黒点数も高くハイバンドで多くのJAがQSOすることができました。今回のTX5Sでも太陽黒点数は高く、ハイバンドでのQSOはそれほど難しいものでないないと思われますが、10年振りということもあり、凄まじいパイルアップが予想されます。そこで、皆様方にお願いがあります。今回現地チームにはJAのANTO向けに特別の配慮をして欲しいというお願いをしておりますが、過去のクリッパートン島のペディションでQSOされている局は、是非このANTOに配慮した運用をお願いしたいと思います。ANTOオンリーという指定がありましたら、必ずこの指定を守っていただけますでしょうか。今回のTX5Sで桝埋めをやりたいという気持ちは重々理解できますが、是非ANTO向けのチャンスを増やしていただけたらと思います。また、ANTOの局はペディションが始まるまでに、リグやアンテナのグレードアップを完了していただきたいと思います。9ヶ月はあっと言う間に経ってしまいます。今DXとQSOする時間や無線仲間とのラグチューをする時間があるのでしたら、その時間を割いてでも、TX5S対策としてのリグやアンテナのグレードアップや各種システム構築の検討をされてください。今回のTX5Sでは、100Wや200WにGPやDPと言った局でもQSOできないことはありませんが、全世界的な凄まじいパイルアップが予想されますので、QSOは簡単ではないということをご理解いただきたいと思います。アンテナのビーム化と合法的なパワーアップを是非9ヶ月以内に実現されてください。自宅ではとてもそんなことが無理だと思われている方は、知り合いのDXerの方との設備共用とリモート運用を検討されたら如何でしょうか。9ヶ月あればこの様なシステムも構築できると思います。
毎回皆様方にお願いしておりますが、指定は必ず守っていただきたいと思います。あれだけJAに好意的だった2016年のFT4JAでもあまりのJAの指定無視にあきれかえり、QRTしてしまったことが何回もありました。40年以上前に私はXX9マカオからよくQRVしておりましたが、あの時のJAのマナーは素晴らしく、QRZ JA1では、JA1以外の局は誰も呼んできませんでした。最近はQRZ JA1の指定で、JE1, JR1, JM1を始め指定を無視して呼んでいる局がけっこういます。整列乗車ではありませんが、きちんと指定を守ることが、最も効率のよい運用を実現できる早道であるということをご理解いただきたいと思います。また、私への問い合わせはメールのみでお願いいたします。電話や手紙による問い合わせはご遠慮願います。
今回のTX5Sは10年に1回あるかないかの大DXペディションですので、是非このチャンスをお見逃しない様ご準備願います。また、ご支援とご協力のほど宜しくお願申し上げます。
TX5Sに関してご意見やご要望等ありましたら、下記メールアドレスにご連絡願います。
青木洋二
JJ3PRT
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