BiglobeのSIMでInternet接続はできるがVPN接続できない

BiglobeのSIMでInternet接続はできるがVPN接続できない事象の調査
                                     最終2017.02.21

友人が、YamahaのRouter、RTX-1200にDoCoMoのUSB端末を接続して使っているが2月中旬からVPN接続ができないと
相談があった。ルーターの内側(LAN側)からInternet接続をして使うのは問題ないという。外部からVPN接続ができない。

1.ルーターのLogを送ってもらって、最初は見落としていたがよくよく見るとISPからリースされている
  アドレスが100.*.*.*のアドレスだ。確認のためWhoisでこのアドレスを検索してみると次のようになっている。
   NetRange:       100.64.0.0 – 100.127.255.255   CIDR:           100.64.0.0/10
   NetName:        SHARED-ADDRESS-SPACE-RFCTBD-IANA-RESERVED
   NetHandle:      NET-100-64-0-0-1        Parent:         NET100 (NET-100-0-0-0-0)
   NetType:        IANA Special Use
  何と、Biglobeに割り当てられたアドレス帯域ではなくて、シェアード・アドレスになっている。
  従来は、グローバルアドレスが振られていたが2月中旬にシェアード・アドレスに変更されたようだ。
  ちなみにIIJ-Mioは、以前からプライベートアドレスのためVPN接続ができなかった。
  私が使っているOCN Mobile one は、普通のグローバルアドレスを振ってくれています。

 2.シェアード・アドレスとは何じゃ??
  [シェアードアドレスとは、プロバイダーが「キャリアグレードNAT」(CGN)を提供するために設けられた
  IPアドレス。CGNは、プロバイダー網内でNAT(アドレス変換)を実施して、一つのグローバルアドレスを
  複数のユーザーで共用する技術である。IPv4アドレスの延命策として検討されてきた。
  2012年4月、シェアードアドレスについてRFC6598が発行された。RFC6598ではシェアードアドレスを
  「IANA-Reserved IPv4 Prefix for Shared Address Space」と書いている。シェアードアドレスの帯域は
  100.64.0.0/10、約400万強のアドレスを確保できるアドレスブロックのサイズ]と書かれている。
  つまり、ISPがアドレスをリースするのにグローバルアドレスとプライベートアドレスの2つを使っていたが、
  ここにきて(2012年4月)、第3のアドレス「シェアードアドレス」を使いISPの出入り口でNAT変換をして
  Internet接続するISPが出てきた。
  これは、IPV4のグローバルアドレスが枯渇⇒プライベートアドレスはUSERが使っていて競合の恐れがある⇒
  第3のアドレスであるISP内にクローズしたISP網内専用のIPアドドレス帯域が誕生した。
  この「シェアードアドレス」は、ISP内にクローズしたIPアドレスだから、外部からVPN接続する
  用途には当然に使えない
  うーーん、困ったことになったね。
  固定回線でInternet常時接続したいができない場所(事業所等)は、移動通信を使うしか手段はない。
  当面の対策は、一般のグローバルアドレスをリースしてくれるISP(NVNOの)に移行するしかないですね。
  ただ、その移行したISPが何時シェアードアドレスに変更するか解らない不安が残る。
  高価になるが固定のグローバルアドレスで契約するのが無難な時代になったのかなー。
 
3.Internet接続アドレス
  1995年にInternetが一般開放され、時を同じにしてWindows95の発表となりinternet利用はここまで爆発的に伸びた。
  当初は、企業等は、固定グローバルアドレスのリースを受けて、デジタル専用線でInternet接続して情報提供、
  一般ユーザーは、電話線でISPのアクセスポイントにダイアルアップ接続しDHCPからグローバルアドレスのリース。
  その後、常時接続で、ISDNを使った接続、ADSLを使った接続、ひかり回線を使った接続と進化した。
  現状のグローバルアドレスは、国ごとにIPアドレス帯域を割り当てられ、それを各ISPにリースされている。

4.ISPがリースするIPアドレス
  大手ISPはそれなりのアドレス帯域のリースを受けてサービスを行ってきた。
  一般顧客(加入者)にリースされるアドレスは、一般には接続ごとにDHCPでグローバルアドレスをリース、
  ケーブルTV事業者は、後発でアドレス帯域が少ししか割り当てられないのでプライベートをリース、
  移動体端末は移動体通信事業者内にクローズした仕組みを使い、Internet接続時は事業者の出口で
  Natをかけて使っている。
  これらの中で、費用を高くして固定グローバルアドレスをリースするサービスも併用してきた。
  ———— 記述途中です —————- 上記はIPV4の話です。続く・・・・・