他社間トランシーバーとリニアアンプ等のバンド自動追従Interface[LIF-59]の製作
最終2021.5.2
[2019.2.10]要望があるので10枚追加作成しました。
[2020.7.10]10枚追加作成しました 。YaesuのFT-101,991にも対応しました。
[2021.1.31]FTDX10も101,991と同じで対応済みです。Firmwareの書き換えは¥1000、返送着払いで対応します。
[2020.12.27]10枚追加作成しました 。
[2021.3.16]ICOMのトランシーバー(3.5mmΦジャックのCI-V)でYaesuのVL-1000をAuto TrackingするIntefaceを作りました。
LIF-59 ICOM Version ⇦ クリックして開く。
[2021.5.2]15枚追加作成しました 。基板Version6.3です。[2021.6.5]10枚追加作成[2023.2.10]5枚追加作成
[2022.12]DIN8クネクタのU型が市場になくなったので止むなく次のロットからは、C型を使います。
KenwoodのTS-990、890、590(G)等およびYaesuのFT-9000,5000等のCATをICOMのCI-Vに変換して
各種のリニアアンプ、周波数自動Trackingアンテナ(SteppIR-SDA100等)アンテナ自動切替機等を連動させる。
KenwoodのTS-990、590(G)等とVL-1000を接続したときにバンド切替の自動トラッキングをするInterfaceを作りました。
Ver.3でICOMの3.5mmΦジャックのCI-Vを4Bit-BCDバンド情報に変換してVL-1000の自動トラッキングをする。
1.仕様
[2020.9]仕様を変更、Ver3.1にしました。新しい仕様はこのリンクのPDF
[2020.11]仕様を変更、 Ver3.2にしました。新しい仕様はこのリンクのPDF
[2021.5] 新基板Version6.3。新しい基板の仕様はこのリンクのPDF
基板のVersion6.3と6.2は回路が全く同じで、ポリスイッチの部品が違うだけです。
(1) KenwoodとElecraftのPC-InterfaceまたはYaesuのCATで、トランシーバー(以下、TRX)の表示周波数と
ModeをICOMのCI-VとYaesuの4Bitバンド情報に変換する。
ICOMの3.5mmΦジャックのCI-Vを4Bit-BCDバンド情報に変換して VL-1000の自動トラッキング
(2) RS-232CをTTLに変換するInterfaceを内蔵する。(トランシーバーの裏面DSUB9から直結できる)
(3) USB-仮想シリアルport(VCP)を内蔵し、PCのLog-soft等も同時に使えるようする。
(4) TRXに送る情報要求は、[AI*;]と[IF;]をユーザーが選択できる
① [AI*;]に設定した場合
PCのlog-soft等は、TRXに送る情報要求コマンド[IF;]が同時に使える。
TRXが状態変化があった時に送り出す情報を利用するとともに、PCのlog-soft等が送ったコマンドの応答情報も
併せて評価する。LIF-59は、起動時にKenwoodは[AI2;]、Yaesuは[AI1;]の設定を行う。
② [IF;]に設定した場合
TRXへの情報要求(IF;コマンド)は、PCのlog-soft等の送信と、LIF-59から送信の自動切替とする。
PCのlog-soft等のポーリング周期は1秒以下に設定する。
(log-soft等が起動中はPCから、PCからの要求がなければ、LIF-59から[IF;]コマンドを送る。
TRXからのIF;コマンド応答が1.2秒間に1回もない場合にLIF-59から[IF;]コマンドをTRXに送る)
③ ICOMは、トラッキングモードONで使う
(4) 電源はUSB5Vまたは外部からDC7~14vを供給する
(5) VL1000のチューン出力(F-set)を接続した場合、Kenwood-TRXからCWキャリア送信ができる
(ICOMはこの機能は非対応)
(6) トランシーバーから出力された情報の出力端子2個を追加で付ける
これは、複数のLog-soft、Digital通信Soft、SteppIR等に周波数、Mode情報等を送るために用いる。
(ICOMはこの機能は非対応)
(7) 4Bitの出力は、Yaesuの4Bitバンド情報と、4項目のアンテナ切替制御出力を設定により用途変更ができる
(8) IC-PW1等に送るMode情報は、LSB、USB、AM、FM、CW、CW-R、FSK、FSK-R、その他はFSKを送る。
その他のModeの場合、LIF-59前面LCD表示は、DIG表示とする。
(9) ターゲットのトランシーバーとリニアアンプ
TS-590,TS590G,TS990, FT2000,FT3000,FT5000,FT9000の接続を想定した。
他の機種でも、RS-232Cインタフェースで、[IF;]または[AI1,2]コマンド対応なら使えるでしょう。
リニアアンプは、IC-PW1とVL-1000。 JRCは通信Flameが開示されていないため除いた。
Ver.3でICOMとVL-1000の組み合わせも対応した。
(10) 使用する周波数とMode情報
周波数は、[IF;]と[FA;]の応答を使用し、[FB;]は使わない。
Modeは、[IF;]と[MD;]または[OM;]の応答を使用する。
ICOMは、CI-Vで放送される表示周波数とMODE
(11) CI-Vでリニアアンプ等に送る周波数情報
TRXからの[IF;]応答は、Kenwoodの場合は表示周波数、Yaesuの場合はVFO-Aです。
[AI*;]に設定した場合は、[IF;]応答は、前行と同じ。周波数変化情報はFA;(VFO-A)だけを使用する。
KenwoodのTRXで、スプリット運用時には、IF;応答内の表示周波数が送信と受信時でVFO-Aと
VFO-Bの周波数に変化し、VFO-AとBの周波数をリニアに送るため、送受信の周波数バンドが異なる
運用はできない。ICOMは、CI-Vで放送される表示周波数とMODE
LIF-59のCI-Vアドレスは、0x5E固定
IC-PW2に接続した時のCI-Vアドレスはこの値を設定します。
(12) 応答速度
① [AI*;]に設定した場合
ほぼリアルタイムでリニアアンプに送信。LIF-59の処理時間は無視でき、シリアル通信に要する時間だけの遅れ。
② [IF;]に設定した場合
PCで、Log-Soft等が起動して、接続されている場合は、Log-softのポーリング周期に依存、
PCからの[IF;]情報要求がない場合は、LIF-59が情報要求を行い、最大1.2秒。
Log-Soft等のポーリング周期は、Dataコリジョン防止のため1秒より小さい周期に設定する。
③ ICOMは放送されたCI-V情報に追従
2.試作機
動作検証用に2台の試作をしました。1台は、私のリモートシャックで実働中でした。1台は、友人へ。
試作機は、IC-PW1用で、VL-1000の場合は出力端子が変更になります。
前面の表示は、LED3個:TXD,RXD,CI-Vの通信時に点滅 液晶表示は、周波数(KHz)とモードです。
この箱は、タカチのSY-150Aですが、自宅で評価用にSB95-57CとSY-110に組込み、こちらが小さくてお勧めかな?
資料は次のLINKにPDFファイルを置いています。
[接続説明書] [接続図] [基板回路図] [Program動作]
注意:2015.9.13 仕様を一部変更しました。私が頒布するものは、回路設計から制作までのすべてが私の手作りです。
3.頒布について
ここまでの、ユーザーはTS-990/890とIC-PW1で。私はTS-590gとIC-PW1の組み合わせで使っていました。
最近は、KenwoodのRigにVL-1000を接続するUserが増えてきました。 在庫残4枚
CI-Vの端子に複数の外部機器をパラ接続できます。IC-PW1、巻き尺ANT、熊さんのリニアアンプ、etc
頒布は、完成基板+必要なコネクタ一式(DSUB9オス1個、2.1mm電源コネクタ1個、3.5mmジャック1個)で、
組上げは、皆さんに していただきます。円安で、部品代等がUPしました。頒布費用は、送料込¥10Kです。
アンテナ切替出力のフォトMOSリレーと出力周波数範囲の変更はOptionで追加¥1kです。
連絡は、Emailで、氏名、call-sign、郵便番号、住所、電話番号、Transceiverの機種、リニアアンプの機種
液晶表示パネルの色(青/緑/お任せ) を連絡ください。
Emailでの連絡は次のリンクから
ホームページからの連絡・申込 ←クリックして!!
クリックしてもメーラーが起動しない場合はアットマークを変更して次のアドレスに送ってください。
ja4buaアットマークict-kuwa.net
オプションのRS232Cストレートケーブル
線長は約1.2mのDSUB9メスーメス,232Cストレートケーブルです。
¥500/1本。必要な方は頒布依頼に追記してください。
4.以前に作った時に不安定だった原因
VL-1000の4Bit-BCDは正常だったが、IC-PW1が時々不安定になった原因は、ICOMのサポートに
問い合わせて確認した内容が間違いでした。
IC-PW1のCI-Vインタフェースで、PW1は受信だけで送信はないと確認ましたがこれがウソでした。
PW1は、10秒毎に周波数とモードをTransceiverに問い合わせをしています。
これに正常に返事を返さないと動作が不安定になり、反応なしになる場合があります。
今回、これに対応してすべてが正常で安定動作になりました。
[使用上の注意]
TS-990/890/590の出荷時のDefaultは、Tune時の送信出力が10Wになっています。、VL1000の場合は、
電力不足で、変更しないとリニアの チューニングが出来ません。
また、VL-1000のF-SETを押したときに、Kenwood-TRXからCW連続 キャリア送出ができるようするためには、
ファンクションキーの設定も必要です。取説を見て必ず設定をしてください。
VL-1000への接続は、Band-data(DSUB15)の4~7PinにA,B,C,Dを、11PinにTune、15PinにGND。