WSJT-Xの設定

                 WSJT-Xの設定        最終更新:2018.6.7

 2018.6.6現在での、最新Versionは、1.9.1です。1.9.0の方は直ちにVersion-up必須。
 私は、混乱を避けるためWSJT-Xはペディションモードだけを使い、通常モードはJTDXを使っています。

1.次のURLから最新のVersionをDownload、Installします。
   https://physics.princeton.edu/pulsar/k1jt/wsjtx.html
   私は標準のC:直下にInstallしました。

2.設定
 以下は、ペディションモードの設定例になっているので注意してください。  
 (1) 起動画面  v1.9.0-rc4から張替していません(設定は同じ)



 (2) General画面の設定例
   FileのSetting…をクリックして設定画面を開く
   右上のRegionは、1:EUとAF、2:NAとSA、3:ASとOCです。日本は3です。
   Duble-click on call sets Tx enable にチェックを入れるとダブルクリックで送信開始。
   My Callは自分のCallsign、My Gridは自局位置を記入。間違ってもJA4BUAは書かないでね。
   TX Watchdogの設定: 番犬はワンワンで3分より2分の方が良いかもしれません。Defautの6分は長すぎでしょう



 (3) Radio画面の設定例
   トランシーバーのCAT、CI-Vで接続するCOMポートの設定をします。Test CATをクリックして
   緑色になれば正常です。Test PTTをクリックした時にトランシーバーが送信状態になれば
   PTTの設定も正常です。PTTは、トランシーバーのVOXを使う方法もあります。
   [注意1]Defaultでは、Stop bit がTwoになっているので注意してください。
    Yaesuは全てStop bit 2、Kenwoodは4800bpsだけがStop bit 2で他は全てStop bit 1です。
    YaesuのStop bit 2 は、通信が不安定だった昭和50年代頃の設定では使いましたが
    現実離れの設定ですね。
    CQ誌等の記事で、ICOMの設定がStop bit 2と書かれていましたがこれは間違いです。
    Stop bit 1が正規なのに、2に設定した場合はStopbitの2個目が次のStartBitと認識されて
    エラーになる可能性があります。
   [注意2]Loggingソフト等が送るTXDとのData衝突(コリジョン)でエラーになる可能性があります。
    VSPEを使ってもコリジョンを避けることはできませんが、Pall Intervalを最大の99秒に
    設定すると衝突確率が非常に小さくなります。(30分から1時間に1回程度)
    コリジョンによりエラーでダメな場合は連携をあきらめてRigがなしの[Non]設定にします。
     この場合は、RigのVFOでBand、周波数およびUSBにその都度設定する。
   Split Operation は、通常Mode時Noneに、PeditionMode時はFake It
   [注意3]Modeの設定でトランシーバーがDigital-USBで使うときは、Nonにしないと
       モードコマンドを送って、トランシーバーのModeをSSBに切替えます。


 (4) Audio画面の設定例
   トランシーバーとPCの送受信音の接続設定です。設定後に音量調整が必要です。
   音量設定は、トランシーバーの受信出力と変調入力の両方を行います。さらに、PCのSound
   入出力の調整も同時に行います。
   受信音は、WSJT-Xの運用画面のレベル計が40dB程度の振れで良いようです。S/Nが最良にする。
   送信は、ALCが動作しないレベルにします。過変調で周りに迷惑は絶対にかけないこと。
   Remember power Settins by band に☑を入れておけば、前回の設定を記憶します。


 (5) TX Macros画面の設定例
   送信時に使用するマクロの設定をする。国内QSOが主の方は、JCC番号等を書いている。  



 (6) Reporting画面の設定例
   Enable PSK Reporter Spotting にチェックを入れるとPSK Reporter のサーバーに送信します。
   Prompt me to log QSOはチェックを入れると73送信後にLog画面がPOPupする。
    Logの記入忘れ防止のためにチェックを入れることを推奨します。
   UDP Serverは、他のLoggingソフトにLogを転送する場合にチェックを入れます。
   私は、Logger32も同時に起動してLogger32にLogを自動転送設定にしています。設定例はこちら 


 (7) Frequencies画面の設定例
   無用のものは、運用画面の周波数切替時に邪魔なので削除します。
   追加は、7MHz国内用の7041KHz(JT65,FT8)7043KHz(JT9)くらいでしょうか。
   DX-Pedition局をペディションモードでCALLするときは、その周波数を追記する。

 

 (8) Colors画面の設定例
   自分の好みで色を変更します。


 (9) Advanced画面の設定
   FT8 DXpedition mode の☑は絶対に間違えないこと。PeditionerだけがFoxに☑
   呼ぶ側は、Houndに☑する。



 (10) 最後に[OK]をクリックして設定結果を保存する

JTDXの設定
 次のページに書いています。 http://ict-kuwa.net/ham/jtx/jtdx/