トラブル事例

          RTC-59、58のトラブル事例                      2017.3.31現在

       私がキットとして頒布した約400台のうち発生したトラブルを掲載します。

1.Emoto
  (1) Rotor-Controllerを壊した
    EmotoのMSA、FXシリーズはDIN5メスの4番ピンに約8Vの外部機器用の電源出力がある。
    一方、2と5番ピンはCW、CCW回転の入力で、このピンはコントローラー内のIC(IC7 SN74LS08N)で
    受けている(いただいた情報)。4番ピンと2または5番ピンを接触させてICを壊した。
     私の対応:注意喚起するとともに、Emotoの場合は、DIN5オスの4番ピンを切除して発送。
  (2) RTC-59のフォトカップラーを焼損
     DIN5メスの4番ピンとCW、CCW回転制御出力を誤接続し、フォトカップラーが黒焦げになった
     正常な配線に修正し、フォトカップラーを交換して正常動作になった。
  (3) 供給電源に起因するトラブル
     2件、お聞きし、何れも電源に絶縁トランスを使用している。
     私の推測ですが、原因は、絶縁トランスの2次側が接地されていない。または接地間に電位差がある。
     接続されている機器で、絶縁トランス経由と商用電源直結の物がありこの機器間のGNDの電位差があり
     リーク電流が流れることで異常になる。全機器が絶縁トランスの2次側接続の場合はトラブル0件。
     事象は、①接続すると漏電ブレーカーが動作する、②Rotorの方位電圧が異常になる(回転ON/OFF
     時に、異常な電圧が方位電圧に重畳される)。これの原因は、他に、コントローラー内のZNR不良の
     可能性もある。
2.クリエート(CD)
   RC5-1を自分で改造された方。回転のON/OFF時にPCとRTC-59の通信が不能になるとともに液晶表示が
   ぐちゃぐちゃに崩れる。
   送っていただいて、調べたらRC5-1コントローラー内のZNRがイモ半田で動作していないため、方位電圧に
   異常なパルス電圧が重畳されていた。ZNRに半田鏝を当てて付け直して正常動作になった。さらに
   モーターON/OFF時のキックバック電圧対策でリレー接点にスパークキラーを追加した。
   (モーターのON時は問題ななかったが、OFF時にリレー接点のチャタリングによるキックバック吸収)
3.モーターON/OFF時のキックバック電圧が吸収できていない
  前項は、CDの事例だが、他の全てのRotorについても、モーターON時のチャタリングとOFF時のキックバック
  電圧の吸収が正常に行われていないと動作異常になる可能性がある。これは、AC、DCモーターのどちらでも
  発生する。一般に、ACモーターはZNRで、DCモーターはダイオードで対処している。
4.その他
  (1) 液晶パネルの配線を左右を完全に逆に接続して、液晶パネルを壊した
  (2) PCからRTC-59をコントロールできないコマンドがある。 原因はPC内のChip-Set(Intel)異常動作
  (3) KR-800SDX、CCW方向が回転ONにならない。 原因は、KR-800SDXのローラー内の抵抗取り付け不良
     方位電圧の出力0Vになっていた。
5.Yaesu
  Yaesuは1件も問題が出ていません。

6.一般故障
  一切の動作停止の連絡があり送ってもらって点検の結果は、CPU-clock(16MHz)の発振停止でした。
  修復後に返送しました。

約400台の頒布しましたが、幸いなことに、ProgramのBUGは0件で、安定して動作しています。
現状、Version2.1が最終版です。CPUの能力の限界近くまで使っていることから、これ以上の機能追加は
無理ですし、必要な機能は盛り込んだので現CPUでは、最終のVersionかな?と思っています。
幸いにもここまで、私が責任のトラブル6項の1件だけです。
機能は1.Xは共通、4thロットのVer2.1で液晶表示のInterfaceをパラレルからI2Cに変更し制御出力を
4から8項目に変更しています。基本機能はすべて共通です。