FCC Amateur Extra を取得、Vanity-CallsignでKU3WAになりました
最終 2016.7.8
国家試験の類は、約10年前に部下の人達が工事担任者の試験を受けるのに経歴照明をしてあげるために
工事担任者のAI・DD総合種を取得した時以来でした。
68才で実に10年ぶりの受験で、しかも、初の英語での試験です。
友人(悪友?)のJA4BVUにけしかけられてその気になったもので、彼は、10年以上前に取得しています。
[2016.6.7]Vanity-CallsignでKU3WA(Kuwa-san=くわさん)になりました(^o^)
1.受験準備
(1) USA内の住所の準備
USA内(Guam等でも可)に郵便物を受け取る住所がない場合は、知人、友人の住所でC/O
(**方)にするか、Net上のSiteにある郵便物・荷物受け取り転送Siteに登録して、住所に
する方法があります。
合格後の免許はPDFをDownload印刷すれば足りるので郵便物が実際に送られることはない。
(その後、ARRLから入会案内などの封書が何回か来て転送してもらいました)
ただし、住所はコールサインのプリフィックスに使われる。例:CAは6、ORは7のように。
ハワイのプリフィックスが欲しい場合は、ハワイの住所。
(2) FCCのWeb-SiteでFRN(自分のID番号とPassword)の登録
FRNの登録方法は、各国内のVEチームのPageで紹介されているので省略します。(末尾のLink)
注意点は、自分が入力したPass-wordを必ずMemoしておくこと(FCCの自分のPageにLoginに必須)、
指定されたFRNのPageを印刷するとともにPDFで保存しておくこと。(受験時と合格後にも必須です)
(3) 受験申込
各地のVEチームが作られているHPから申し込みを行います。各VEチームにより受付方法が異なります。
私が受けた神戸VEチームは、VEの方たちの対応は非常に好かったのですが、HPで申し込みをすると
HPから受付のEmailが来るだけで連絡手段が一切ないひどいものでした。
WEB-Server、Internetのトラブルがあったらどう責任を取るのでしょう。
(4) お勉強
注意:2016年7月からExtraの問題が新しいものに変更になりました。TechnicianとGeneralは変更なし。
2017.5.13 JH7BZR/岩淵さんのWebサイトが移転しています。
①私が使って試験対策をしたのは、JH7BZR/岩淵さんのWebサイト エキストラ養成ギブス で
問題をやっただけです。紙の印刷物は一切なしです。
テクニシャンは、試験問題になじみがなかったので3日がかりで2回りやりました。
ゼネラルは、2回りやり2日かかりました。エキストラは、問題数が多いので、2回りやるのに4日かかりました。
9日間の全てが朝起きて寝るまでの飯・便所・風呂、以外の全時間集中でした。
各クラスとも2回やったら正答率85~90%程度になったので良しとしました。
問題数は、Technician:426、General:462、Extra:690問で、計1578問です。試験問題はこの中から出ます。
②問題への取り組み方
A.事前にMS-Excelで、各クラスごとに星取表を作ります。
B.Web-Pageで、順番に問題を開き、問題と4つの答えをよく読んで、じっくり考えます。
オンライン試験のページ http://mobile2000.ciao.jp/jh7bzr/
私の場合、問題と答えの中に知らない単語がたくさん出てきます。
ポイントは、知らない単語が出てきても問題が何を求めているか、文章全体から推測する。
知らない英単語があっても「多分、こんな事かな?」で進めます。英和辞書は使いません。
辞書で調べても専門用語なので、適切な日本語訳は期待できない。無駄と思う。
4択の選択後に正解にならなかったら問題に戻って、再度考えて正解になるまで繰り返す。
正解になったら、日本語の翻訳文と自分の解釈を比較する。
結果を星取表に記入する。正解は〇、自信がなかったが正解は△、最初に間違ったら✖。
私の場合、1回目の正答率が50~60%程度でした。
星取表に書くことで自分の弱みのカテゴリーが明らかになります。
一回目は問題に馴染むために一気にやる。2回り目は、各カテゴリー(問題数は約10~15問)で、
間違った問題が3問以上の場合は、もう一度、このカテゴリーをくりかえりやりました。
私の場合、各クラスとも2回りやったら、正答率が約85~90%になったので良しとしました。
c.時間の余裕があれば、星取表で正答率が悪いカテゴリーを繰り返しやる事が望ましいです。
私の場合は、本業が多忙で、やっと上記の時間を作って受験しました。
2.試験当日
(1) 初回(2016年3月20日)
友人からJARL香川県支部大会の中で、VE試験をするので来ない? とお誘いがあり、
会場の丸亀まで行って受けました。神戸VEチームの出張試験でした。
試験準備が終わったのは、テクニシャンとゼネラルで、エキストラは時間が取れなくて
手つかずの受験になりました。
テクニシャンとゼネラルで5日間の時間を作るのが精一杯でした。
PM1:30頃からテクニシャンの試験開始、約50分で回答終了・提出、約10分後に合格の判定。
やれやれ、とりあえず丸坊主は免れたので、コンビニ弁当で昼食。
次のゼネラルの準備をして試験開始、約50分で回答終了・提出、約10分後に合格の判定。
試験の終了時間は、PM4:30と最初に説明があったので残り時間が30分ほどしかない。
一応、エキストラも受けてみることにし、試験開始。約30問やったところでタイムアップ。
残りの問題の回答欄に適当に✖マークを付けて提出。採点結果を聞いたら正解58%との事でした。
初めて見る問題でしたが、テクニシャンとゼネラルで試験慣れしたためと問題の当りが良かったのか
スイスイと回答できました。
もう30分あれば、多分合格だったろうと思うと、昼食抜きで受けれ ば良かったですね。
ゼネラルの合格証明書にサインをして、受け取り初回の受検は終了。
ちなみにこの日の受検者は7名、テクニシャン合格は私と学生風の若い方の二人だけ。
学生風の若い方は、テクニシャンだけで終わり、次の2つを受けたのは私だけでした。
2週間後にGeneralで、KI7DAPのCallsignで免許になりました。
(2) 2回目の受検(4月24日)
7月からExtraの問題が変更になるので、それまでに済ませようと思い、4月24日の京都で
行われるVE試験を受けことにした。
現実は、本業が超多忙で全く手つかず。やむを得ず、試験の週の火曜日以降は本業を強制休止、
Extraの問題対策に充てることにした。
問題を4日かけて、2回りやって正答率90%程度になったので、試験前日の土曜日に試験の
申し込みを行い、当日は、早起きをして新幹線で京都に向かう。
今回も午後の試験で、丸亀でお会いしたVEの方も一人いた。約1時間で回答を済ませて、提出。
今回は、正答率90%以上の自信があったので安心して答案を提出することができた。
丸亀でお会いしたVEの方から合格ですと握手、VEの皆さんの拍手。ありがとうございました。
受験者は、私一人だけ。VEの方が7名もいて恐縮でした。申請書の新Callsign希望欄に✖を
入れておいたので、10日後に新しいExtraがAF7YPで免許になりました。
これで、受験準備に9日、試験で2日を費やした成果が出て、やれやれです。
四国に1泊と交通費等、京都への交通費等で、取得の総費用は¥5万ぐらいかかってしまった。
試験が午前中から開始され、夕方までやってもらえれば、One day Extraが可能でしょうが
私のように問題と解答を読んでやったのでは、半日(実質3時間)では無理でした。
問題と答えを丸暗記できる方なら可能でしょう。
JH7BZR/岩淵さんにお礼の気持ちとして、広島の酒をDonationとしてお送りし終了。
バニティーコールサインは、こんなことを考えています。実行するかどうかは未定です。
私、くわはらは通常「くわさん=kuwa-san」と呼ばれることが多いので、
くわさん⇒KU3WA はどうかなと思っていますが、これって悪ふざけかな??
3.国外の免許で国内アマチュア局を運用する
USA FCC Extra の免許を取得したのですが、国内で適用する場合の法令上の根拠が不明。
Net検索してもHitしないので、中国総通に電話で確認しました。結果は以下のLinkです。
国外の免許で国内アマチュア局を運用
4.Vanity-CallsignでKU3WAを取得しました
KI7DAP(General)⇒AF7YP(Extra)⇒KU3WA(Vanity)(KUWAさん=くわさん)と遷移し、これが最終です。
KI7DAP(General)⇒KU3WA(Vanity)にすれば良かったのに、FCCに余分な処理を依頼してしまった。
Extra合格時の申請書に、Callsign変更にチェックを入れなければ良かったです。
Vanity-Callsign申請から免許まで はこちら
免許の有効期限は、2026年6月7日までです。78才の歳になって更新できるかなー??
5.関連Site
(1) JH7BZR/岩淵さんの「エクストラ養成ギブス」Page
リンク http://mobile2000.ciao.jp/jh7bzr/
(2) FCCのFRN登録・取得等のPage
東京VEチームのFRN登録解説Page
リンク https://sites.google.com/site/fccarrltokyovet/home/frn
FCCのFRN登録Page
リンク https://www.fcc.gov/wireless/systems-utilities/universal-licensing-system#searching
リンク https://apps.fcc.gov/coresWeb/publicHome.do
FCCのLicense Search Page
リンク http://wireless2.fcc.gov/UlsApp/UlsSearch/searchLicense.jsp
免許になったか確認するのは、このPageで[By FRN]を選択して、FRNを入力して検索
します。免許になれば表示されます。免許日、有効期限等もこのPageで確認できます。
FCCのLogin Page
リンク https://wireless2.fcc.gov/UlsEntry/licManager/login.jsp
免許後に登録内容の変更処理、申請等で使うようです。FRN登録時の自分が登録した
Passwordが、ここで必要になります。絶対にMemoを残しておきましょう。
免許のPDFをDownloadするのも、ここでLoginして行います。
FCCの免許(PDFファイル)で取ってくる
前項でLoginして、免許のPDFをDownloadします。1枚の紙に設置場所用と携帯用があります。
自分のサインを書いたうえで、携帯用は2つ折りにしてラミネート加工をしました。
依頼すれば郵送も可能のようですが、PDFファイルをDown-loadして、印刷、Signして
使うほうが手っ取り早いです。