Digital Mode の通信設定

     Digital Mode の通信設定
                                 最終:2018.10.14
私が設定している、ExpertSDR2のDigital通信設定です。Defaultでは、全く使い物になりませんでした。FT8を例に掲載します。
ExpertSDR2のスペアナとアプリのWaterfall画面では多数局の受信があるのにDecode結果の表示数が少ない場合は、
設定が悪いからです。以下の設定にすれば、「えっ、こんなに受信できるんだー」とびっくり!!
スペアナで見えるサブキャリア数より遥かに多いDecode局数にびっくりされるでしょう(^o^)
0.VAC (Vertual Audio Cable) の設定
  [2018.9.17] Versio4.50から4.51に更新しました。Ver4.50時にEmailで連絡があったID/Passwordでは
         Login認証できず。Emailで問い合わせをしたら新たなID/Passwordが送られてきました。
  私のVAC設定は、以下です。Line1~4は、1チャネル、16Bit 、48000Hz(DVDの音質)に統一した。
  Line1~Line4は、Digital通信ModeのSound入出力用です。Digital通信のアプリを接続します。
  [2018.09.28] Line1~4のNCは、1..2から1..1に変更しました。2chの必要はない。
  [2018.10.14] 9本設定から使わない3~8は削除し、サンプリング・レートは44100(CD音質)に変更しました。
        ケーブルの数変更は、Cablesの数を変更し[Set]、PCを再起動すると反映される。
        アプリが使っているとErrorがPOPupして変更できない。
   SR range、BPS rangeは固定の方がコンパネのサウンドでの設定が楽です。
   Cableをクリックして選択、値を設定したら[Set]ボタンをクリックして保存。
   アプリが使っているとErrorがPopup表示、変更できないので注意。
   Cable1,2はDigital Mode用、3はOnbord-Sound 用です。使わないものは削除した!!

1.PCのSound設定
 (1) VACのLine1をDigital通信の受信音、Line2を送信の変調音に使う。
   3本に変更したので、現在は、Line4以降はありません。無用のDeviceが表示された場合は全て無効にする。

  
サンプリングレートは48000を44100に変更した。VACの設定で44100の1chに設定してあれば、そのようになっています。
  アマチュア無線で使うのには、CD音質で十分。

 コンパネ⇒サウンド⇒再生⇒VACのLine1 のプロパティを開き⇒レベルTABでLine1とメイン音量を10に設定
     詳細で[1チャネル、16Bit 、44100Hz(CDの音質)]
     立体音響がオフを確認する⇒[OK]をクリック
     Line2も同じにする。
    コンパネ⇒サウンド⇒録音⇒
     再生と同じ、レベルとメイン音量10、[1チャネル、16Bit 、44100Hz(CDの音質)]に設定する
 (2) VACのLine3は、PCのOn-Bordサウンドに接続するので、受信音L/Rチャネルを通すため2チャネルに設定
   再生  レベルとメイン音量10、詳細で[2チャネル、16Bit 、44100Hz(CDの音質)]
       立体音響[Windows Sonic for Headphone]サラウンドなし
   録音  レベルとメイン音量10、詳細で[1チャネル、16Bit 、44100Hz(CDの音質)]

2.ExpertSDR2のOption画面設定
  Options、Device、VAC画面で送受信のSoundレベル調整をします。Defaultでは、全くダメでした
  [2018.09.28] 修正 RX gain -20dB TX gain -5dBにしています。初期はJTDX、WSJT-Xの設定で、
         Radio設定画面のModeを誤ってUSBに設定していたためDIGUが使えないので
         USB使用で-40dBにしていました。Radio設定画面のModeをNone
         設定修正して、DIGUが使えるようになったのでTX gainは-5~0dBに修正。
         RX gain 0dB と書かれている資料もあるが過大入力で歪んでDecodeできない

(1) 赤枠のRX gainとTx gainで最適にします。以下は、JTDXの例ですがWSJT-Xもこのままで良いです。
  RX gainで、JTDX画面右下の受信レベルバーが50dB程度に調整する。60以上は過大入力で歪む。
(2) Tx gainで、右上のPwrスライダーを操作したときに0W~Full-Powerになるように調整します。
  ModeがSSBの場合-40dB、DIGUは、-5~0dB。SSBの場合はMIC入力とMixされるので必ずDIGUにする
  過大入力だとSunSDR2proの送信Powerが絞れない、波形が歪んで通信できない
  私は事前にCWで、自分の運用PowerにDriveスライドバーで設定後にTx gainでFT8を最適化しています。
  (FT8は、最大で送信出力500W程度で運用しています)
 Digital Mode時は、MICのスライドバーを、0にしろと書いてある資料があるが間違いです。
 ModeがDIGUとDIGLの場合で、VACがLine1とLine2に設定されていれば、変調入力は、こちらに
 切り替わるので、変調信号はMICのスライダーには無関係です。MICのスライドバーで送信出力は変化しない。

3.RTTYとOn-Bordサウンドの設定
  RTTYは、DIGLにすればFT8と同じ設定でも通信できていますが、面倒でもその都度、最適化した方が良いでしょう。
  MMTTYの受信レベルは0dB付近が適度の入力レベルでした。
  RTTYはDIGLで、送信出力(変調信号レベル)はTX gainで調整します。
  コンパネのサウンドで調整と書いた資料も見ますがこれは間違いです。
   コンテスト以外は、ほとんど使われないModeになってきましたね。